(1)FRPスポイラー補修例
直接対象物にFRP施工する場合
短時間作業(30分)25℃ 長時間作業(50分)25℃
158BQTポリエステル樹脂 S−517ポリエステル樹脂
パーメックを1.0%入れる パーメックを1.0%入れる
ガラスマットに含侵 ガラスマットに含侵
脱泡 脱泡
乾燥 乾燥
20〜30分後硬化開始 50〜60分後硬化開始
容器内樹脂は発熱しています。 容器内樹脂は発熱しています。
FRPが固まり始め2時間後は硬化完了 FRPが固まり始め4時間後は硬化完了

どちらもパーメックの添加量を増やしたりして硬化時間の短縮できますが発熱量も比例して大きくなりポリエステル樹脂自信が自分の硬化熱で
ひび割れや対象物への悪影響(ゆがみ)が出ますので気をつけましょう。










FRP最大の特徴
「含侵した樹脂の硬化時間」と「容器に残る樹脂の硬化時間」が違う。!
「硬化剤を添加した容器内の樹脂が早く固まります。」
硬化開始時間とはゲル状になる時間なので、その前に作業を終えないと刷毛、ローラー、樹脂、ましてや手に付いた樹脂によって火傷する場合もあります。
作業時間を考え樹脂の選択する事は大事な事なのです。
慣れによってこの作業時間は違いますが初心者で2時間かかったのが行程がスムーズに解れば30分でできるようになります。
物によってパーメック(硬化剤)の添加量を調整(最低0.5%以上入れて下さい)、季節や室内温度、野外温度によって調整するのは非常に難しい事ですが、量に対しての硬化時間等はご自身の環境で変化しますのでデーター取りは大事な作業の一つになります。
下記内容待ち時間は省いて、工具等があったので2時間作業でしたが、かなり無理があります。(笑)
参考まで見ていただければ幸いです。


1)ワゴンRのリヤバンパーの右下の破損部分と拡大部分

黒く見えるのはゲルコートでガラス層が見えてます。

2)裏面を仮止めします。ガムテープで固定しても良い。

3)破損個所周辺を60番ペーパーで研磨。(フェザーエッチ)

4)少量なので紙コップの中に製品樹脂を100CC入れスポイトで硬化剤(パーメックレット)を2CC入れます。

2%は少し多いけど短時間の作業なのでOKでしょう。

5)豚毛刷毛でガラスマットに樹脂を含ませ、張り付けた後、キャタピラローラーでガラスマットが破損個所になじむようにかけ、鉄ねじローラーで脱泡する。

6)紙コップの樹脂がゲル化するのを確認したら余分な箇所をカッターでカットする。
(ナイフトリムと言います)
ディスクサンダーでのカット、粉塵が出ません。

                                  ここまでの作業を裏面でも行います。 

7)乾燥させ60番ペーパーで足付け

8)パテつけし、乾燥後研磨する。

9)完了


10)この後はプラサフ塗布。塗装

(2)キャンピングカーの補修

キャンピングカーのタイヤハウス亀裂破損の修理
タイヤのバーストにより収納ボックスとタイヤハウス上部が破損
同時に2ヶ所の修理の進行します。(1日で完成させようと思います。)
1)収納ボックス

修理1の画像1 収納ボックス内、左側部分 修理1の画像2 タイヤハウスから見た物

2)タイヤハウス上部

修理2の画像1
タイヤハウス真上

段取り
1)単板の準備
今回は黒ゲルで作った出荷前のアンダーパネルが丁度、手頃の大きさだったのでサンダーでカットして使いました。

2)その他材料
メジャー、サンダー、グルーステックガン、マジックインキ、マスキングテープ、FRPローラー、鉄ネジローラー2インチ、パーメック、樹脂パテ、豚毛刷毛、
ガラスマット、ダンボール、カララント黒(着色用)、アルミテープ、ジュラコンヘラ60mm、ハサミ、攪拌棒、ポリ容器3ヶ。

FRP補修では、このHPのおすすめキットにプラス、ガラスマット2M、アセトン8L(黒の顔料の洗浄が大変です。)、カララント黒、で、できます。
3)当然、表面がつるつるのゲル面を見えるように張り合わせますが、段差が出ないよう補修部分と単板が平面になるようメジャーで計測し、マジックでマーキングしたらサンダーでカット、グルーステックガンで仮止めします。
その後、裏からのFRPの積層漏れと確実な固定のためアルミテープを貼ります。
(黒く見える単板の端はFRPの密着を良くするため120番ペーパーで足付けしてますがアルミテープで隠れてます。)

修理1の画像3。単板を2枚縦横に分割して仮止め。

タイヤハウス上部はコンパネや配線が向きだしになってるためFRPの樹脂で侵さないよう単板は大きめに切って当てました。
この場所は車内から補修出来ないので単板を当てたら樹脂パテを使い、段差が目立たないようガラスマットを張ります。

あいにく、単板を仮止めした画像は撮り忘れの為、ありません。

修理2  画像2

タイヤハウス上部はコンパネや配線が向きだしになってるためFRPの樹脂で侵さないよう単板は大きめに切って当てました。
この場所は車内から補修出来ないので単板を当てたら樹脂パテを使い、段差が目立たないようガラスマットを張ります。
あいにく、単板を仮止めした画像は撮り忘れの為、ありません。

4)さあいよいよ積層です。
先ず、収納ボックス裏は樹脂パテ(硬化剤配合済み)で角部分にガラスマットがフィットできるようにします。
タイヤハウス上部も同じようにします。

修理1の画像4(樹脂パテ)


6)張り込み道具

今回の目玉!!

FRP樹脂が黒いのはロックペイント(株)の着色カララントで、溶剤用黒を添加したのです。これは溶剤型ペンキ用ですが、
最近今年になって発売された物で、FRPの専用着色剤ではありませんが、パテや樹脂に良く溶け合うので使ってみました。
多分私が最初にこの方法を試したと思いますが、効能は?です。(^^;
塗料販売店、FRP製造、FRP資材代理店の強みかな?(^^)
カーボンの積層でもいけると思いますが、今度試してはいかがですか?300ml ブラック¥1,300円

7)FRPの積層
パーメック硬化剤は1.0%

修理2の画像3 修理1の画像5

修理2は乾燥後にペーパーでバリ取り完成。チッピングコートを塗ろうかな?
修理1は乾燥後ペーパーでバリ取りしますが、アングル部分にシリコンコーキングをしてあったため、FRPの密着は期待できなく、念のため、
アングル部のFRP補修部分は鉄板ビスで止め、振動や錆防止の予防でビス頭に板金塗装でも使う、弾性コーキングを最後に付ける事にします。
ここまで費やした時間は2時間ですが、キャンピングカーのボディが出てる為、タイヤの取り外しに2時間もかかってしまいました。(1番辛かった) 笑
明日は収納ボックスの中の補正です。(狭い場所なので首と腰が痛い〜)
ここまでの時間
1)ジャッキアップとタイヤの脱着2時間
2)FRPの段取り30分
3)FRP張り込み1時間
4)後かたづけ30分
合計4時間
このページの完成は9月17日かと、、、f(^_^)お楽しみに。
。。。。。(_ _)Zzz。。。。。
一夜明けて、、、、(^o^) 配達も終わり、収納ボックス内の積層と思いますが、朝からの雨でボックス内が濡れては大変。
養生をして、さあ開始!!
8)ボックスの表側の積層です。
単板は450マット2pの厚み(1.5mm)ですが用心の為、もう2pのマットを積層したく思います。
画像は単板と既存のボックスの境目にペーパーをかけ、さらにリューターを使いVカットしました。

修理1の画像6

9)Vカットした箇所には樹脂パテを入れました。
この樹脂パテにもロックペイント(株)の着色カララント黒を添加してます。

修理1の画像7

10)マットに含侵。2分ほどすると、やわらかくなります。

修理1の画像8

11)積層
      特に注意して脱泡したのは既存のボックスの上に新規のFRPが載るわけですから段差が出ない事でした。

修理1の画像9

12)サンディングとペイント
FRPの乾き待ちの時間でアクリルウレタン(10:1)の塗料を作り刷毛塗りしました。
(もちろんペーパーもかけました。)
他の箇所の破損したゲルコート色と比べて合わせ調色したのですが、焼けがあり内部に塗ると、別途の色みたいになりました。

ボックス内部は完成!\(^o^)/

修理1の画像10

13)裏側の念入れ作業
アングルにFRPを巻いてますが、新車時に1ヶ所、シリコンコーキングを使っているため、剥離しないよう鉄板ビスを打ち込み
ビス頭にコーキングを付けました。


新規FRPと既存のFRPの境界線に付けました。
修理1の画像11 555シーラー

14)さらにチッピングコートを塗布


これで完璧でしょう!
う〜ん何でも完璧は余りないけど
ここまでやれば気が済みます。(^o^)
修理1の画像12


完成!!〜\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/(万歳三唱)(笑)
2002年9月15日4時間、16日を4時間で8時間で終了。
オーナーさん(支部長時代のPTA会長さん)でもあり、マックの先生でもあり、この先ずっとつき合える友達の英和設計さんに
来て頂き、タイヤの装着。特に気を使った事を強調!(笑)
先週日曜日にお預かりしておまちどうさまでした。
お陰様でページもアップできました。m(_ _)m。
キャンピングカー。。。欲しいな〜(涙)